Apple社のMacBookProの壁紙に採用され、一躍有名になったと言っても過言ではない青い池。
今ではインスタグラムでもたくさんの人が青い池の写真をアップし、観光名所として有名になりました。
しかし、なぜあんなにも青い池は絵に描いたように綺麗な青色なのかご存知ですか?
他の池にはない、独特で幻想的なあの青色。
明日思わず誰かに話したくなっちゃう「青い池」が青い理由を調べてみました。
青い池が青い理由
早速調べてみると、一番上に「びえい白金温泉観光組合」さんの説明がヒットしました。
青い池の水が青い理由、白金温泉街にございます『白ひげの滝』などから、アルミニウムを含んだ水が流れでている。(滝は崖の途中から地下水が湧き出ている潜流瀑。)
この滝が美瑛川の水と混ざると目に見えないコロイド状という粒子が生成され、それが太陽の光をまんべんなく散乱させている。
波長の短い青い光が散乱されやすいため、その光が目に届き青く見える。
※陸上から見ると水は青く見えますが、水そのものに色は見られません。
※コロイドとは、ある物質の粒子が他の物質の中に分散している状態を言います。
さらに!!滝の横から掛け流しております白金温泉水が、光の散乱を助けるイオウ・石灰成分などが、川底の石・岩を白くし、水の青さをよりいっそう引き立てているようです。
さすが青い池のお膝元・美瑛。詳細で丁寧な説明、圧巻でございます。
しかし、理解するには筆者の頭がちょっと足りない、ニホンゴムズカシイ・・・
もう少し噛み砕かないと「なんで青い池が青いか知ってるぅー?」と、ドヤ顔で説明できないなぁと思いましたのでもう少し理解を深めます。
白ひげの滝・ブルーリバーの謎
実は青い池だけが青いわけではありません。
その上流にある、「美瑛川」も実は青い水面のため通称「ブルーリバー」と呼ばれているのです。
そのさらに上流にある「白ひげの滝」、ここに青い水面の秘密があるのです。
ということで、上流にある白ひげの滝を見てみましょう。
す ご く 青 い
どうやらこの白ひげの滝の水と、ブルーリバーこと美瑛川に合流する硫黄沢川という小さな川には、アルミニウムなどの鉱物成分が含まれているのです。
(ちなみにこの周辺の地下水が、滝の溶岩層の裂け目から流れ出ていることを「ひげ」に例えて「白ひげの滝」と言うそうな。)
そしてそのアルミニウムなどが美瑛川の水と混ざり合うと、コロイドという目に見えない粒子に姿を変えます。
このコロイドに太陽光が当たると、人間の目には青い光を反射して見えると言われているのです。
川の水が青いのではなく、あくまで反射光が青く”見える”だけにすぎないというなんとも不思議な現象。
綺麗だからと言ってすくってみても
こうはならないということですね。
つまりはアルミニウム+池の水+太陽光=青い池
というのが青い池が青く写真に映る理由のようです。
青い池が”青くない”時の原因
実は青い池も、青くないときがあります。例えばこちらの写真。
これではせっかくのインスタグラムにも「#青くない池」というタグをつけざるを得ません。
・雨水や土砂が大量に流れ込むような雨天の時
この条件の時は、水中の鉱物成分が薄まってしまうためなのか綺麗なブルーにはなりにくいそうです。
北海道にも「蝦夷(えぞ)梅雨」と呼ばれる”雨ばかり続く時期”が6月頃によくあるので、観光の際には注意が必要かもしれません。
青い池が綺麗に見えるおすすめ時期
ちなみに青い池がより青く見える時期が5月〜7月上旬までの期間と言われています。
この時期は雪解け水も少なくなっており、天気が良い日も多いので、観光客も多いですが綺麗な青い池を見るにはオススメです。
逆にこの時期を過ぎると、青く見える要因でもあるアルミニウムを含まない水が多く流れ込むので、エメラルド色になります。
どんな色かというとこちら!
青というより緑っぽいですね。
しかしこれもまた綺麗!エメラルドの池も幻想的で写真映えもしますのでこちらの時期もおすすめです。
ちなみに冒頭でも説明した、Apple社のMacBookProの壁紙に採用された写真はこちら。
枯れ木に雪がうっすらついてさらに幻想的ですね。
しかし真冬に青い池へ行くと、水面がほとんど凍ってしまい、こんなに綺麗な青い池を見ることはできません。
そこで冬季に青い池を見たい方へオススメなのが「ライトアップ期間」。
冬期間の11月1日〜3月31日のみ、夜のライトアップ期間となっていて、17:00〜21:00まで青い池がライトアップされた状態で見学することが可能です。
それがこちら。
夏場に見る青い池とはまた一味違う顔を覗かせてくれます。
北海道の青い池はなぜ青いの?理由や青くない時の原因まとめ
せっかく観光に行くなら、綺麗な青い池を見たいですよね。
ということで、雪解け水の多い4月と雨続きの時は控えた方がよいでしょう。
青い池に観光に行きたい!でも詳しく調べるのは面倒!そんな方はこちらの記事もどうぞ。
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なぜエメラルドになるのでしょうか?
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