北海道で運転したことのある方なら必ず見たことがあるであろうこちらの標識

「動物注意」と書かれているように、「急に動物が飛び出してくるかもしれませんよ」という注意喚起の標識です。

しかし「本当に飛び出してくるの・・・?」と思ったことはありませんか?

そこで今回は、北海道を走るドライバーの方必見!知っておきたい鹿vs車の末路、そして山道運転におけるポイントをお送りします!

本当に鹿って道路に出てくるの?


A.出てきます

そもそも運転中に鹿と遭遇したことがない人にとっては、どこか他人事に聞こえますが

鹿と車の交通事故件数は年間2000件以上!

「シカ衝突事故マップ」という、鹿との事故多発エリアが一目でわかるマップが発表されているほどです。

しかも成年の鹿なら体重は100kg、オスなら立派なツノも生えており肩高も100cmほど。人や乗用車とほぼ変わらない大きさなのです。

”トラックがはねた鹿が対向車のフロントガラスを突き破って運転手が亡くなった”、という事故もありました。

その上でもう一度「もし衝突したら」と考えると・・・車によっては廃車になってもおかしくないですね。

実際に鹿とぶつかったことがある人の声

私の近しい人間に、運転中に鹿とぶつかったことのある人がいました。ご愁傷様です。。

仕事の関係で、とある田舎道を走っていたところ、横から突然何かの物体が自分の車を飛び越えようとしてきてジャンプ!

でも結局飛び越えられずにボンネットに落下→シューっ!と道路へ滑っていく鹿。

咄嗟にブレーキは踏んだものの鹿は転倒したまま、かと思いきや鹿はピンピンしていて普通にその場を立ち去ったそう。。

そのあと車は自走して帰れたものの、車のフロント部分ほとんどが破損!

しかし後日、車の保険会社から衝撃の一言が。

「鹿の死体と車が一緒に映った写真とか、ドライブレコーダーの記録があれば保険が下りるんですけど・・・」

なんと野生動物との事故は、ガードレール・電柱に衝突するのと同じ単独・物損事故扱いとなるため、補償の対象外になってしまうんだそう。

た鹿に(確かに)、鹿とぶつかっても話し合いはできないし、責任能力や賠償責任はないですよねぇ・・・。

鹿との衝突事故による車の修理費(車両保険金支払額)は平均51.8万円!!

勝手に道路に出てきて弁償もしてくれないとか!!鹿のバカ野郎かよ。だから「馬鹿」って漢字には「鹿」があるんですか!?

ちなみに鹿にぶつかられたこの方の車はFJクルーザー。車両の重量だけで1800kgを優に越える大きな車です。

ゆえにこれだけの被害で済んだものの、軽自動車などの場合は廃車になってしまうこともしばしあるとか。こわい。

車のフロント部分のバンパーには、ファサファサした鹿の体毛という置き土産が残存。

しかしそれでも鹿にぶつかったという証拠にはならなかったそうです。

ちなみに車両保険を使用して車を直したとしても、3等級ダウン&3年間保険料アップというルールがあります。

元から車の保険料が高く、等級も低いことが多い若年のドライバーさんならなかなかにつらいものがありますね。

またその場から鹿が立ち去ってしまっても、そのまま放置してしまうと二次被害が生じてしまいます。

万が一保険が下りることになった場合にも交通事故証明書が必要になるので、警察には連絡必須ですよ!(高速道路ならNEXCOに連絡!)

#9910 (道路緊急ダイヤル)に電話をすれば、該当道路の管理者につながりますので知っておくべきでしょう!

鹿に備えて気をつけるべき4つのこと

もはや不可抗力である鹿との衝突。

未然にこの不幸な事故を防ぐためには、守るべき注意点がありました。

繁殖期に気をつけろ!

10〜12月にかけては鹿の繁殖期であり、この時期になると行動範囲も広くなって道路を横断することが多くなる時期です。

また道路に平然と立ち止まっていたり、クラクションも怖がらないので、特に見通しの悪くなる日没時間やまだ暗い早朝には気をつけましょう!

対向車がいないならハイビームで走行

鹿の目は光が当たると反射するので、鹿が出てきそうな道路ではハイビームでの走行がベターです。

対向車がいる時はロービームに切り替えて走行し、それ以外は見通しを良くするためにもハイビームで走りましょう。

そもそも鹿が出てくるような道路の時点で、頻繁に対向車とすれ違うようなにぎやかな道路ではないことが多いですが・・・。

群れかもしれない運転

「〜かもしれない運転」をしなさい、とは自動車免許を取得する時に口を酸っぱくして言われたのではないかと思いますが、鹿も例外ではありません。

彼らは群れになって行動をするので、一匹ヒョイと道路に出てきた時には、後続の2匹目・3匹目がいるかもしれません。

万が一遠くから鹿の道路横断を発見した場合は、まだ飛び出してくるかもしれないことを念頭に徐行などするようにしましょう。

スピードを出し過ぎない

もはやこれは基本の「キ」、これは鹿もなにも関係なく、必ず頭に入れておかなくてはならない重要事項です。

特に北海道は道路も広く、まっすぐな道路も多いのでどうしてもスピードが出がちですが、鹿も車も急には止まれません。

まずはここを守りましょう。

さらに気をつけたい山道走行のあれこれ

鹿に気をつけなければいけない道路というのは、山道や峠が多いことでしょう。

そうなれば鹿以外にもそもそも事故を起こさないために気をつけなければいけないポイントが他にもまだまだあります。

それも踏まえた上で走行すれば、さらに安心で安全なドライブが楽しめることでしょう!

下りカーブ手前で減速

急なカーブが多い峠道では、特に下りのカーブでの走行をどうするかによって安全性だけでなく同乗者の乗り心地も変わります。

下りカーブを曲がる時はそれだけでタイヤに「横G」が掛かっていて既に仕事をしている状態です。

ここでさらにブレーキやアクセルを強く踏むと、タイヤが踏ん張れる限界を超えてしまいます。

下りのカーブに差し掛かる前に減速して、あとはエンジンブレーキも上手く使いながら走行しましょう。

「急」とつく行為はしない

上記にもあったように、カーブ走行中は急加速・急ブレーキをするとタイヤが限界を超えスリップ事故を招きかねません。

ハンドルもペダルも、めいいっぱいの操作はしないように!

後続車の煽り

走りが慎重になると後ろに何台も続いていたり、また問題なく走行していても「煽ってくる」人はいます。

バックミラーばかり気にしているとストレスにもなりますし、それこそ他の危険に気づくタイミングも遅れますので自信のない方は道路を譲りましょう。

「直線または右カーブでハザード点灯、左寄せ、徐行」すれば後続車は追い越していくので大丈夫。

そもそも煽るような人の時点で危険なのでね・・・無理は禁物。

峠の道路凍結に注意

標高の高い峠は5月や10月などでも気温が低くなり、霜が降ったりします。そうなると怖いのが道路の凍結。

北海道では決して珍しくないことですね。そうなったときにも気をつけなければならないのが・・・

スピードを出し過ぎないことでしょう。

大事なことなので二回言いました。

鹿vs車まとめ


運転中に鹿が飛び出してきたら・・・勝敗は完全に「鹿の勝ち」という事実が浮き彫りになってしまいました!

しかし運転側が注意して対策をとれば、鹿と衝突する可能性はを少し低くすることができるかもしれません。

もちろん鹿以外にも北海道には動物注意の標識がたくさん存在します。(キツネ、タヌキ、リス、酪農地帯なら牛も・・・)

明日は我が身、いつなにがあるかはわかりませんよ?

交通マナーや安全を守るだけではなく、起こるかもしれないまさかのことに備えて注意を払いながら運転しましょう!


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