旭川出身の有名アーティストは意外とたくさんいるものです。その中の一人が、高校生ラップ選手権やフリースタイルダンジョン出演をきっかけに、全国に名を広めた若手ラッパー、Ry-Lax(リラックス)。

10代〜20代の若者を中心に、絶大なる人気を誇っているアーティストです。

今回はRy-Laxさんにこれまでの活動〜今後の活動についてお伺いしてきました!

「フリースタイルも披露してください・・・」という無理なお願いも快く引き受けていただきました。Movieは記事の最後に!

プロフィール

Ry-Lax
Rapper Ry-Lax
1995年生まれ、北海道旭川市出身のラッパー。「高校生RAP選手権」「フリースタイルダンジョン」などのMCバトルで活躍した経歴を持つ。現在は音楽レーベル『BCDMG』、北海道を拠点に活動するクルー『B.B.U.S』に所属。

Ry-Lax公式ツイッター:Ry-lax_BCDMG

インタビュー

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします

『BCDMG』というレーベルに所属しているラッパーの「Ry-Lax(リラックス)」22歳。現在は旭川在住ですが、これからは音楽業界へ挑戦するために東京に拠点を移し、本格的に音楽活動に力を入れて行く予定です。

ーなるほど・・・お酒が好きなんですね?(ト○スハイボール飲んでる)

お酒は何でも好きです。(ゴクゴク)

ーいつでもリラックスするってことで、 「リラックス」という名前で活動している…と言うことで良いですね?

俺の本名が隆平(りゅうへい)って言うんですけど、ローマ字表記の「Ryuhei」から 「Ry」を取って、「Lax」は「いい加減な/適当」みたいな意味があります。「隆平は適当なやつ」みたいな意味を込めて、「Ry-Lax」と名乗るようになりました。別にリラックスしている訳ではないです。

ーたしかに、「適当なヤツ」かもしれません。話を変えて、リラックスさんはどんな活動されてきたんですか?

全国、色々な所でライブをしたり、CDを製作したり、自分でイベントを開催したり。こういった活動をしたきっかけは、俺が楽しいと思っていることを広めたいってのがありました。遊びもなんでも、一人でやっているよりもたくさんの人と楽しさを共有できた方がいいなって。

旭川では俺の影響でラップを始めたって言ってくれる人もいて、嬉しく思ってます。

レーベルに加入してからは全国でツアーに参加させてもらったりと、全国、様々なところでライブをしています。

ーところで、ラップを始めたきっかけは?

中学2年生の時に、友達の兄ちゃんがラップをやっていたのがきっかけで興味を持ちました。実際に本格的に曲を書いたり、音源を作ったりは高校1年生からです。

ーラップは誰かに教えてもらったんですか?

とにかくラップの曲を聴きまくって、自分なりにラップを研究していきました。なので、聴いていたアーティストや、周りのラップしていた先輩方が師匠とも言えるし、独学とも言えるかもしれませんね。

ーなるほど。注目を集めるようになったのはいつ頃からですか?

高校1年生の時に『高校生ラップ選手権』に出場してからは、周りから声をかけられるようになりました。今では知らない人からも「応援してるよ!」なんて声をかけてもらうことが多くなって、いつも励まされています。

ーやっぱり知らない人から握手を求められたりするんですか?囲まれたりは?

場所によりますね。クラブや音楽好きが集まる場では声かけられるけど、一般の方はそんなにRy-Laxという人間を知らないんじゃないですかね。地元の旭川だったり、活動拠点の東京では、声をかけられることがありますけど、囲まれたりってことはないです(笑)

ー芸能人ってプライベートでは声をかけたらダメみたいな空気感があると思うんですが・・・

僕にはどんどん声かけてください。逆に喜びます(笑)。

ー目立つのが好きそうですもんね

小学校の卒業文集に「夢は有名人になること」って書いていたくらい、昔から目立ちたがり屋だったんですよ。中学の学祭でもカラオケでラップを歌ったり、もう目立ちたくてしょうがなかったんでしょうね。

今でもそこは変わらないからこそ、ラップをやっているんだと思います。

ーということはラップで有名になりたいよりも、有名になりたいからラップをやっているというのが大きい?

そうです(笑)人の前に立ちたい、有名になりたいというのが一番にあって、たまたま俺はラップだった感じですかね。僕の根っこの部分は「とにかく注目を集めたい」っていうところだったんです。

ー僕も有名人になりたいんですけど、どうすれば良いですか?

何で有名になるのか知らないっすけど(笑)とりあえず、今はYouTubeだったり、無料でも自分を売り込むことができる媒体ってたくさんあるじゃないですか。まずはそう言うモノを利用して、ガンガン自分を発信していくと良いと思います。僕自身、レーベルにスカウトされたのはYouTubeがきっかけでしたし。

ー歌うとするならば、曲はどうすれば良いですか?

曲を作れる人がいる場所に積極的に行けば良いと思います。楽曲が欲しいんだったら、クラブイベントに遊びに行ったりして、どんどん横繋がりを作って行く。「楽曲が欲しい」って話をいろんな人に言っていれば、紹介してもらえたり。

とにかく人との繋がりってすごい重要だと思うんで、人とコミュニケーションを取ることが大事ですよ。家に引きこもっているより、とにかく外に出てみましょうって感じですかね。

ーでも、アーティストって辛そうなコトもありそう。これまで辛かったことは?

ラップをやっているというだけで白い目で見られていた時期は精神的に辛かったですね。僕は高校1年生から本格的にラップを始めましたが、同級生には影でかなりコソコソ言われていました。今では「どーでもいいことで悩んでたな」って思えるんですけど、当時はそれがとにかくキツかった。もちろん応援してくれてた人もいるんですけど、アンチの方が多かったように感じますね。

ー「出る杭は打たれる」みたいな感じですかね

そうなんすよ。なんでも、目立つことだったり、人と違うことをやったらつっかかってくるヤツはいるんです。だけど、中には応援してくれる人もいました。その応援してくれた人たちのおかげで、今まで頑張れたのかなって思います。

ー逆に、ラップをやっていて良かったと思えることはなんでしょう?

良かったことだらけで悩むんですけど、強いて言うなら「ラップをやってなかったら絶対出会わなかったであろう人と繋がれたこと」ですかね。

最近、同じレーベルに沖縄の同い年のやつが入って来たんですけど、ラップやってなかったら絶対出会ってなかったじゃないですか。俺の周りにいる大事な人たちって、ほとんどがラップをやってなかったら出会わなかった人なんですよ。

クルーやレーベルの仲間だったり、地元の友達や先輩、そしてファンの人なんて、ラップをやってたから俺を好きになってくれたわけで。ラップをやって人と繋がれたのが一番良かった部分ですかね。

ーラップやってて一番気持ちいいことってなんですか?

やっぱりライブやってる時が一番気持ちいいと思いますね。俺のライブに来てくれる人たちって、結局は俺が良いと思ったものに共感してくれてる人たちなんですよ。曲だったり、ファッションだったり、俺の好きなものを好きって言ってくれる人たちがファンなわけで。同じ価値観を持った人たちで溢れる会場だから、楽しくないわけがないっすよね。

ー・・・ところで、レーベルに所属しているって言ってましたが、「レーベル」ってなんですか?

アーティストだけの芸能事務所的なイメージですかね。CDリリースを全面的にバックアップしてもらったり、PVのセッティング、撮影をしてもらったり。あとは、ライブの営業だったり、僕の活動を一番に応援してくれてる存在って感じです。

ー芸能事務所って聞くと、とても厳しそうなイメージがあるんですが

他はよく知らないですけど、『BCDMG』は全然そんなことがなくて、めちゃめちゃ理解があります。地元での活動も応援してくれたり、僕の意見を尊重してくれたり。『BCDMG』には俺以外のアーティストも沢山いるのですが、そういった仲間たちと出会えたのもレーベルに所属していたからこそ。もう感謝ないですね。

ーほうほう、レーベルに加入したのはいつからでしょう?

『BCDMG』に入ったのは2015年からですね。俺がYouTubeにアップしていた曲を聞いてもらったのがきっかけでスカウトされました。それからずっとお世話になっています。YouTubeに曲をアップしていなかったら、もしかしたら今の俺はいなかったかもしれません。

ー今後はレーベルでの活動を本格化するために東京に行くんですか?

そうですね。やっぱり音楽業界は東京が日本で一番競争が激しいと思うんです。その中で、旭川って田舎から出てきたラッパーがどこまで出来るのかを試してみたい。「挑戦」してみて、どこまで自分が有名になれるかを試してきます。

ーアーティスト業に専念する、ということですね。音楽活動の他にも何かする予定は?

ラジオ番組はやってみたいです。ローカルじゃなくて、しっかりと全国に届く電波で。定期的に俺が情報を発信して、良いものをしっかりと拡散する環境が欲しいなって思いますし。

もちろん旭川の人にも俺のラジオだったり情報発信を受け取ってもらって、俺みたいに夢を追いかける人が増えてくれたら嬉しいです。

ー他にも今後やっていこうと思っていることは?

俺はレーベルの他にも、北海道で活動している『B.B.U.S』という札幌のクルーに加入しているんですけど、これからはそちらの活動でも色々と仕掛けていこうかと思っています。まずはアパレルブランドを立ち上げる予定なので、それに力をいれていこうかと。

ークルーはどういったメンバーで?

みんな20代前半で、札幌で活動しているメンバーが

  • DJ KAZUKI(札幌)
  • DJ YUKIYA(札幌)
  • ダンサーのHAYATO(札幌)
  • シンガーのRuugh(札幌)
  • デザイナーのKO-1 the Savage(東京)

それと俺の6名です。

ーその『B.B.U.S』でも活発に活動をしていくんですね

アパレル以外にも色々と仕掛けていく予定です。もちろんイベントもやったりしていきたいんですけど、全然違う「楽しいこと」をやっていこうかと。クルー結成のきっかけが「楽しいことやろうぜ」だったので、楽しそうなことはどんどんチャレンジしていきたいです。本気で遊ぶ…って感じですかね(笑)。

ークルーの本格始動はいつからですか?

実は『B.B.U.S』ってクルーは昔からあって、6月2日に6周年イベントがあるんですよ。それに合わせてアパレル第1弾を投下する予定です。今はデザインを詰めている段階で、急ピッチで準備を進めてます。

ーどんなアパレルブランドになる予定ですか?

俺らっぽいものを作っていきたいと思っています。売れるものを作るんじゃなくて、単純に俺らが着たい服を作って、それに共感してくれる人に買ってもらいたいです。

なんか、街中で同じブランドの同じ服を着てる人がいたら、なんかちょっと恥ずかしいじゃないですか。あ、服かぶっちゃったって(笑)でも、僕らのアパレルの同じ服を着てたら、同じ価値観を持った仲間意識みたいなものを感じてもらえたらいいなって。イベントでみんな俺らのブランドの服を着てたら、めちゃめちゃ面白いですよね。

ーそのアパレルはどこで買えるんでしょう

いずれは店も出したいなって思っているんですが、まずはオンラインストアで販売していきます。あとは『BBUS』のイベントでも物販ブースを作って、販売していきます。

ー最後にスパイス読者に向けてメッセージをお願いします
「やりたいことをやれ!行動がものを言う。」
6月2日札幌の「MORROW ZONE」という箱で、『6RNGS』と『B.B.U.S』の周年イベントがあります。僕らの本気を見に来い!まだまだ俺らも夢半ばだけど、本気で夢に向かって行動しているからこそ実現できるイベントになってるんで。SPICE読者も一緒に最高の時間を共有しましょう。

6RINGS & B.B.U.S DOUBLE 5th Anniversary
[ DAY ] 6.10(SUN)
[ TIME ] OPEN 17:00 / CLOSE 3:00
[ PLACE ] MORROW ZONE

最新情報は、『B.B.U.S公式ツイッター』にてお受け取りください!

フリースタイル、してもらいました


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