夏になると子供も大人も楽しみなのは「お祭り」。
  
露店もたくさん出ていて楽しいですよね。

しかし旭川の護国神社祭は「必ず雨が降る」という話しを聞いたことはありませんか?

どうして降るの?本当に毎年降っているの?去年はどんな天気だったっけ?

そんな疑問を解決するべく、護国神社祭に降る雨の謎について調べてみました!

また過去5年間では実際にどんな天気だったかも最後にまとめてみましたので最後までお見逃しなく!

旭川のお祭り「護国神社祭」とは

旭川の大きな祭りの一つである護国神社祭。

そもそも北海道護国神社は戦争で亡くなった方や北海道開拓の為に殉じられた屯田兵の為に建てられています。

そこで慰霊大祭として毎年6月4日~6月6日の三日間で厳粛且つ盛大にお祭りが執り行われます。

ちなみに三日間もあるのは宵祭(お迎えの儀式)→本祭(祝祭)→後祭(お送りの儀式)とちゃんと意味があるそうです。

神社の参道には露店も出店しお祭り気分を盛り上げている他、旭川の象徴である旭橋を超えた先の常盤公園でも、園内をぐるっと囲むようにたくさんの露店が出ています。

あの雨の正体は?

旭川の人は、この護国神社祭を迎えた際に降る雨のことを【涙雨】(なみだあめ)、と呼んでいます。

涙雨とは、悲しみの涙が化して降ったと思われるような雨のこと。

「何の悲しみだろう?」と思った方、先ほど説明した護国神社が建てられた由緒を思い出してみて。

このお祭りで降る涙雨は、俗に「神社に祀られている戦没者たちの涙」と言われています。

そんな日に露店を楽しませてもらっているなんて恐れ多い気がしますねぇ・・・。

ちなみに全国的にもお祭りといえば涙雨、というような言い伝えはあるのかと思いきや、「涙雨」でネット検索をするとほとんどが旭川の護国神社祭のことについて。

涙雨と表現される雨(高校野球で負けたチームにとっての涙雨が降ったとか)はあれど、お祭りの際に必ず降るという言い伝えは数多くないようです。

毎年お祭りに行くたびに雨に当たっているという方。

その雨は悲しみの雨です。

止むまでの少しの間だけでも、畏敬の念を持って雨宿りしていてくださいね。

本当に毎年旭川には涙雨は降っているのか!?

では本当にその涙雨は毎年降っているのか!?

過去5年の気象データと、どの時間帯に降っていたのかもご紹介します。

これで雨に当たらずにお祭りを楽しめる時間帯が分かるかも!?

【2017年】
6月4日-☀︎(3:00/6:00/9:00/12:00/15:00/18:00に雨あり)
6月5日-☀︎
6月6日-☀︎

【2016年】
6月4日-☁︎
6月5日-☀︎(3:00に雨あり)
6月6日-☀︎(6:00/9:00/12:00/15:00/18:00/21:00に雨あり)

【2015年】
6月4日-☁︎(12:00/15:00/18:00に雨あり)
6月5日-☁︎(3:00/6:00/9:00/12:00/15:00に雨あり)
6月6日-☁︎(21:00に雨あり)

【2014年】
6月4日-☀︎
6月5日-☀︎
6月6日-☁︎

【2013年】
6月4日-☀︎(3:00に雨あり)
6月5日-☀︎
6月6日-☀︎(6:00に雨あり)

確かに降ってる!!晴れの日なのに突然降っている日もありますね!!

過去の気象データによると、お天気マークは「晴れ」であっても、詳しい1時間ごとのデータをみると所々に「雨」の文字があります。

本当に降っていたんですね・・・。特にお祭りに人がたくさん出てくる15:00〜18:00頃に雨の降る確率が高いように思います。

晴れの日に突然降る通り雨って、決して頻繁にあることではないので「たまたま」とは言い難い気がしますねぇ。

これはやっぱり、長年語り継がれている「涙雨伝説」は本当であったと断言してもいいのではないでしょうか??

ちなみに2014年は三日間を通して天気が良かったようですが、この年に限っては6月4日に最高気温36度を記録するほどの猛暑日!

この日はさすがに暑すぎて、悲しみの涙も太陽がカラッと乾かしてくれていたのでしょうか?

まとめ

例年、晴れまたはくもりが多いこの時期。

今年の護国神社祭はどんな天気になるのでしょうか?

お祭りに出て楽しんでいる最中に突然雨が降ってくるとびっくりしてしまうものですよね。

そんな時、一緒に来た家族やお友達と「涙雨降ってきたね」という会話がきっとなされると思います。

そうしたら、この悲しいけれど忘れてはいけない言い伝えも、途切れることなく受け継がれていくでしょう。

でもその前に!雨に当たって風邪を引かないように注意もね♪


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